三朝温泉2007/09/19 23:59:59

white_wolf_bronze_statue

(大久保左馬之祐と白狼の銅像)

2007 年 9 月 17、18 日と連泊した三朝温泉。

銅像は「ここ掘れワンワン」ならぬ「ここに温泉湧いてまっせ」と狼が木の切り株の上で温泉の所在を教えているところでしょうね。

この銅像は河原の湯がある橋のすぐ近くにあって、三朝温泉に伝わる伝説をモチーフに作られています。その伝説とは、
むかしむかし、大久保左馬之祐という源義朝の家来が主家再興の祈願をするため三徳山にお詣りになった。その途中、くすの木の根株に年老いた白狼がいるのを見つけ、すぐに弓で狼を討ってしまったが「まてよ殺生はならんぞ」と思い直し、見逃してやったそうだ。そしたらその夜、妙見菩薩が夢枕に立たれて、使いの白狼を助けてくれた礼だと言って「かの根株の下からは湯が湧き出ている」と教えてくださった。それからずうっと三朝の湯は、こんこんと湧いて八百何十年にもなるということです。(1164 年発見) これが三朝温泉白狼伝説というそうな。

三朝温泉は世界屈指のラドン泉として有名です。 疲労回復、糖尿病、痛風、神経痛等などの効能があり、 また無色透明の三朝温泉のお湯は飲むことができて、慢性消化器疾患、慢性気管支炎、 胃腸病などにも効きます。また、最近ではラジウムが気化し発生するラドンガス (湯気) が呼吸器系統に良いとの事で注目され、まさに浸かって良し・飲んで良し・吸って良しの温泉です。そのため日本全国から治療と保養をする人が訪れています。

泉質はラジウム・ラドン泉 = 放射能泉で、微量の放射能を含んでおります。これが人間の体細胞を活性化し、自然治癒力を高めます。これを“ホルミシス効果”といいます。

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大橋」をチェックアウトするも、三朝温泉をフラつくことに。一軒立ち寄り湯に入ってから三朝を出ようということになり、立ち寄り湯の開始時刻 11:00am まで時間をつぶす。

まず三朝のシンボルとも言える「河原の湯」をのぞいてみるがあいにく清掃中。それならと昨日立ち寄った「株湯」へ撮り損ねた外観の写真を撮りに行く。途中、「薬師の湯」で足湯に浸かったりしつつ「河原の湯」に戻ってみると、さすがに清掃は終了しているが、温泉を張っている最中でしかもその温泉が激熱。まっぱになってトライするが、足先を入れるのが精一杯だった。まあ「河原の湯」の雰囲気を味わえたのでヨシとしましょう。

この後 11:00am ピッタリに三朝最後の湯にしようと決めた「斉木別館」に到着する。清掃が終わっていなくて多少待たされたが貸し切りで三朝最後の温泉を堪能。

後ろ髪を引かれつつ、昼前に三朝温泉を後にする。三朝から松崎に抜ける波関峠にある 波関園 なんぜきえん で自宅とヨメの実家へ二十世紀梨の宅配を手配。宿での食事が続いているので、昼食には軽めの蕎麦でもとガイドブックからチョイスした「道草」という店へ。ナビの威力で知らない道もどんどん。ところが現地に着くと店は水曜日で定休日。近くをちょっと走ってみるが、店らしきものがあるような雰囲気はまったく感じられないので発見できず。やむなく関金温泉の立ち寄り湯施設「湯命館」の中にある食事処で中華そばの昼食とする。そのうちナビもお店の定休日や営業時間の情報なんかを提供するようになるんでしょうなぁ。もちろん昼食後はこちらで軽く湯浴み。

3:30pm 過ぎに岩井温泉の宿「岩井屋」へ。